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はじめたい習い事はもう決まっていますか?
今この記事をご覧になっている方はきっとこれから習い事をはじめたいと思っている方だと思います。
すでに興味を持っていて趣味になっているものを極めるのもいいですし、まったく未経験の分野にチャレンジするのも刺激的でいいと思います。
もし、はじめたい習い事がまだ決まってなくて、どうしようかな~とお悩み中なら、一度まわりがどんな習い事をしているのか調べてみるといいでしょう。
今回この記事でも他社の調査データを参考に、社会人に人気の習い事を紹介しているので良かったらチェックしてみてください。
本記事は「社会人の習い事についてのアンケート調査」(株式会社クロスウェブ)の調査データをもとに作成しております。
調査人数:500名
調査方法:CrowdWorksでのアンケート調査
調査期間:2021年7月1日~7月2日
第1位 フィットネス系(ジム・ダンス・ヨガなど)

調査データによると、1番人気の習い事はジム・ダンス・ヨガなどのフィットネス系でした。
社会人になると家事、育児、仕事に追われて運動する機会がめっきり減るため、学生時代よりも運動不足を自覚する人が多くなります。
そのため、ジムやフィットネススタジオに通って自主的に運動不足を解消しようとする人が多いです。
スポーツジム・フィットネスの種類は例えば次ようなものが挙げられます。
- 筋力トレーニング系
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主に筋肉に負荷をかけて筋力増強を目指すトレーニングです。
筋肉量が増えると基礎代謝が増えるので、一日に使うエネルギー量が増えます(燃費が悪くなるイメージです)。
つまり筋肉量が増えるということは、これまでよりも太りにくい身体になるということなんです!
いままでと同じように食べていても、太らないってすごいお得に感じます!
筋力トレーニングはさらにウェイトマシンとフリーウェイに分けられますが、初心者の場合は動かす起動が固定されているウェイトマシンを使ったトレーニングがおすすめです。 - スタジオ系
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スタジオでインストラクターの指導を受けながら身体を動かすレッスン形式のトレーニングです。
プログラムにも様々な種類があり、ダンス、ヨガ、ピラティスなどが代表的です。
健康維持だけでなく姿勢改善やリラクゼーション効果が期待できるので、美容に関心が高い人におすすめです。
柔軟性が求められる動きが多いので男性よりも女性向けかなと思います。 - 格闘技系
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スタジオ系と同じにしようかと思いましたが分けました。
(キック)ボクシング、テコンドー、ムエタイ、レスリングあたりが有名ですね。
全身を激しく動かしながらトレーニングするので有酸素と無酸素運動が同時にできるのが特徴です。
他のトレーニングと違って技を覚えたり試合をしたりするので、ストレス発散効果も高いです。けんかで強くなるというのは違うと思いますが、いざというときの護身術に役立つのは魅力ですね。
第2位 語学系(英会話など)

2番目に人気の習い事は英語・英会話などの語学系でした。
社会人が英語学習をはじめるきっかけはさまざまです。例えば、「海外旅行に行くので現地の人と話してみたい」「海外映画を字幕なしで鑑賞できるようになりたい」といった趣味・教養のためにはじめる人もいれば、「仕事で使う場面がある」「キャリアアップ」といったビジネス上の理由で学びはじめる人も多いです。
同率 第3位 スポーツ系(ゴルフ・野球・テニスなど)

3位は同率でゴルフ・野球・テニスなどのスポーツ系でした。
1位のフィットネス系で述べた通り、社会人になると運動習慣がめっきり減ってしまうので、じゃあスポーツをはじめよう!って人が多いようです。
身体を動かすという点ではウェイトトレーニングやフィットネスと同じですが、もともと競技自体に興味を持っている人や上達する達成感を得たい人はスポーツ系の習い事が向いています。
またスポーツスクールは同じ競技に興味を持つ人たちが集まる場でもあるので、新しく友達を作りたいという理由でスポーツスクールに通う人も多くいます。
同率 第3位 音楽系(ボイスレッスン・ピアノ・ギターなど)

もう一つの同率3位はボイスレッスン・ピアノ・ギターなどの音楽系でした。
「うまく歌えた!」「上手に演奏できた!」みたいな経験はスポーツとはまた違った充足感ですよね。どちらが好きかは人によって好みが分かれそうなので、票も割れやすそうです。
子供の頃はまったく思わなかったのですが、楽器が弾ける自分って憧れますよね。駅ピアノ・空港ピアノを弾いている人を見るとかっこいいな~って思います。
第4位 パソコン・ITスキル系(WEBデザイン・プログラミングなど)
4番目に人気の習い事はWEBデザイン・プログラミングなどのパソコン・ITスキル系でした。これまで紹介してきた中で一番仕事に意識が向いた習い事かもしれません。
調査データの代表例ではWEBデザイン・プログラミングなどと記載されていますが、Officeソフトの操作やITに関する基礎的知識を証明するITパスポートについて学習する人の方が多いと思います。
WEBデザインやプログラミングが人気の理由はいくつかあると思いますが…
- ここ数年で授業のオンライン化やコードキャンプのようなプログラミングスクールの登場でHTML・CSSやプログラミング言語を学ぶハードルが非常に下がった。
- WEBデザイナーやプログラマーが必要とされるインターネット広告市場およびオンラインビジネス市場の規模がずっと右肩上がり。
- ココナラのようなクラウドソーシングサイトで案件が多いので、副業目的で学びたい人が増えた。
といったことが要因になっていると思います。
第5位 資格取得系(医療事務・FP・簿記など)
5番目に人気の習い事は医療事務・FP・簿記などの資格取得系でした。4位のパソコン・ITスキル系と仕事に役立てるという目的は一緒ですが、学ぶ分野はより専門的になっています。
FP試験と日商簿記の試験結果データは次の通りです。
- FP技能検定試験
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等級 学科・実技 受験者数 合格者数 合格率 3級 学科試験 39,839 33,961 85.25% 実技試験 38,633 34,127 88.34% 2級 学科試験 29,466 16,537 56.12% 実技試験 23,994 14,283 59.53% 実施年月 2023年1月,参照元:https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/ - 商工会議所 簿記検定試験
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等級 受験者数 合格者数 合格率 3級 31,556 11,516 36.5% 2級 12,033 2,983 24.8% 1級 9,828 1,027 10.4% 3級・2級(実施日2023年2月26日)1級(2022年11月20日),参照元:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data
第6位 料理系(和食・洋食・お菓子作りなど)
6番目に人気の習い事は和食・洋食・お菓子作りなどの料理系でした。
- 単身世帯や共働き世帯が増加している
- スーパーの冷凍総菜やコンビニ弁当など調理済みの食品が充実している
- Uber Eatsなどの宅配サービス利用者が増加している
などの理由から自宅で料理をする世帯割合は減少傾向にあると思いますが、「自宅でおいしい料理を作りたい」というニーズは根強いようです。
在宅勤務によって自宅で過ごす時間が増えたことも影響しているでしょう。
習い事を続けるコツ
「新しいことにチャレンジしたい」
「今の自分を変えたい」
「仕事で必要だから」
習い事をはじめるきっかけは人によって様々だと思いますが、どんな理由にせよ、身につくまでは続けないともったいないです。
習い事をはじめるときは、以下に挙げたポイントをしっかり抑えておきましょう。
- 目標を決める
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どの程度まで上達したいのか、具体的な目標を設定するようにしましょう。
例えば英語学習を始めるなら「英語ネイティブの人たちとスムーズに会話できる」といった感じです。 - 学ぶ時間を決める
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あらかじめ習い事をする時間を確保してしまいましょう。
学習ペースは人それぞれですが、例えば「毎週水曜日の夜21時~1時間は習い事の時間」と決めてしまう方が継続しやすいです。 - 上達を実感する
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「わたし上手くなったな…」という達成感をちょっとでも実感することが大切です。
大きな成長も小さな一歩から。
自分に厳しくしすぎることなく、まずは小さな目標を達成するところを目指して行動してみましょう。